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【書評】「人工知能は人間を超えるのか」を読んだ感想

本書

こんにちはジョージです。今回は「人工知能は人間を超えるのか」を読んでの感想について書いていきます。

人工知能やAIという言葉はよく耳にする様になりましたが、人口知能って何か説明してと言われたらうまく言語化ができません。

そもそも人工知能の定義って何だっていうこともありますが、人工知能に対しての知識がぼんやりしてます。

人口知能で何ができて何ができないのかなどイマイチ理解できていません。

本書は私のように人工知能に対してうっすら理解はしているけどよく分からないという方にはピッタリの人工知能の入門書となっています。

「人口知能は人間を超えるのか」概要

読書

本書は序章、第1章~第6章、終章の8章で構成せれています。

本の前半部分で専門家が考える人工知能と一般の人がイメージしている人工知能との違いが説明されており、

人工知能の歴史が分かりやすく説明されているので、それぞれの時代でどういう技術が登場して何ができるようになったかが解ります。

ちなみに人工知能のブームは現在が第3次ブームで第1次ブームは1950年第後半だったそうです。

70年も前からあったとは意外でした。

第1次ブームの頃の人工知能は将棋やチェスなどのルールが明確に定められた条件下であれば力を発揮できていましたが、人間が社会生活で直面するような課題を解決するにはまだまだ難しいといった状態でした。

その後、機械学習やディープラーニングの登場により人口知能は飛躍的に進化します。

ディープラーニングという言葉は聞いたことがあるという人は多いと思います。

ディープラーニング登場の有名なエピソードとして画像認識を人工知能に行わせるコンペで

1000万枚の画像データをそれぞれヨット、花、動物、ネコのいずれかを回答し、エラー率の低さを競う際に

機械学習を用いた研究機関は26%くらいのエラー率だったのに対し、ディープラーニングを用いた研修機関が15%代のエラー率を記録したというエピソードがあります。

エラー率が10%減ったってたいしたことないじゃんと思うかもしれないですが、それまでは1年かけて1%下がるかどうかという世界だったので一気に10%下がるというのは衝撃的な出来事だったようです。

人工知能は人間を脅かすものではない

人工知能は人間の仕事を奪うのではないか、暴走して手を付けられなくなる日が来るのではないかなど人工知能に対してネガティブな印象を持っている人もいるかと思います。

映画などでも人口知能が暴走したことにより世界が滅亡の危機に陥るみたいな話ありますよね。

人工知能の暴走に関係するキーワードとして「シンギュラリティ」という言葉があります。

簡単に説明すると人工知能が人間の知能を上回る転換点のことです。

シンギュラリティが起きて人間が人工知能をコントロールできなくなると映画のような世界が現実になる可能性もありますが、著者はこの辺りは現時点ではない否定しています。

現時点ではないが将来的にはありえるのでしょうか。(汗)

印象に残った内容

ペッパー君

人工知能によって仕事を失う人というニュースを見かけることがありますが、本書ではこのあたりについても書かれてあります。

具体的に10年から20年でなくなる職業、残る職業についてそれぞれ25種の職業が挙げられています。

実際にすでになくなりつつある職業もあるので説得力があります。

また、人工知能の産業への波及効果についても書かれており非常に興味深いです。

自動車産業、教育分野、広告産業などへの波及効果について触れています。

自動車産業は今後、自動運転というキーワードが発展へのひとつのカギになると思いますが、人工知能はなくてはならないものです。

人工知能は身近なところでもすでに生活を便利にしてくれています。

例えば、ネットの検索システムは検索キーワードに対して適したサイトを表示しますし、クレジットカードの不正検知やお掃除ロボットなども人工知能のおかげです。

日本は人工知能の分野で世界に遅れをとっていますがそれは日本ならではの理由もあるようです。

例として、日本人は個人情報やプライバシー保護に対する警戒心が強いので、膨大なデータを扱うことへの受容性が低いということが挙げられていますが、確かにその通りですし、人工知能の発展には国民性も大事な要素なんだなと気付かされました。

まとめ

この本は人工知能に対して興味はあるけどイマイチ理解できていないという人におススメな本です。

人工知能について全く知識がないという人でもこの本を読み終えると人工知能ってこういうことなんだと、ある程度はイメージとして固まるくらいにはなります。

人工知能の歴史や今後の展望などについてITの知識がない人でも読みやすい内容になっています。

私はIT業界に身を置いていますが人工知能の知識は全然ないですがスラスラと読むことができました。

人工知能に興味を持ち出した人への入門書としてピッタリだと思います。


人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)

 

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